お腹にガスが溜まりやすいのは体質の問題? 改善するには?
お腹にガスが溜まりやすいとつらいですよね。
常に体の中に違和感を抱えたままというのはストレスも溜まります。
ではガスが溜まりやすいのは体質から来るものなのでしょうか?
もしそうなら改善する方法はあるのでしょうか?
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ガスが溜まりやすい体質
そもそもお腹にガスが溜まる原因は何でしょうか。
- 食事の際に食べ物と一緒に空気を取り込んでしまう
- ガスが発生しやすいものを好んで食べてしまう
- 胃腸の調子が悪く、消化不良を起こしやすい
- 腸内環境が悪く、腸内の悪玉菌比率が高い
- 便秘
など
が挙げられます。
この中で体質に問題がありそうなのは「3.胃腸の調子が悪く、消化不良を起こしやすい」でしょうか?
さらにこの状態では「4.腸内環境が悪く、腸内の悪玉菌比率が高い」に繋がっていきますのでこれも体質から来るものといえるかもしれません。
まず、胃腸の調子が悪く、消化不良を起こしやすい体質ですが、これには胃腸の疲労からくる消化不良の他に、生まれつきある種の消化酵素を持たないために起こる消化不良も含みます。
例としては牛乳を飲むと牛乳に含まれている乳糖を消化する酵素を持たないためにすぐにお腹を下してしまう「乳糖不耐症」などです。
胃腸の疲労もどんなに暴飲暴食を繰り返しても平気な人もいれば、ちょっとした刺激のあるものを食べただけで消化不良を起こすような人もいます。
このあたりの差は体質によるといえるでしょう。
また、胃腸はストレスに敏感なので、ストレスを溜め込むと調子を崩してしまいますが、このストレスに対する耐性にも個人差があります。
もっともこれは体質というよりも精神面の影響が大きいですが。
また、5の便秘が起きやすい場合ですが、便秘で便が体の中に留まるとガスを発生させる原因になります。
普段から便秘が多い人はガスが溜まりやすい人と言えるでしょう。
また、生理前の女性は便秘になりやすいため、ガスも溜まりやすいです。
体質から来るガス溜まりを改善するには?
まず、食べ物に対する消化酵素を持たない場合はその対象となる食べ物を食べないことで対処できます。
そして胃腸を疲労させすぎないように普段から胃腸に負担のかかる食べ物(脂っこいもの、刺激の強いもの、食物繊維が多く消化しにくいもの、熱いもの、冷たいもの)をたくさん食べ過ぎないように気をつけましょう。
とくに脂っこいものは悪臭を伴うガスの発生源になりやすく、冷たいものは胃腸を冷やしてしまい、消化の妨げになるので気をつけましょう。
野菜などはその季節の旬のものを食べるようにしましょう。
いまはハウス栽培などで旬に関係なく色々な野菜が食べられますが、夏野菜は身体を冷やす効果が高いものが多く、冬野菜は身体をあっためる効果が高いものが多いです。
手に入るからといって冬場に夏野菜を食べると身体を冷やしすぎることにつながり、胃腸の調子を崩す原因になりかねません。
ストレスに関しては、生きていくうえでストレスを感じずにいることは不可能なので、なんらかのストレス解消の方法を取っていくことです。
適度な運動や音楽鑑賞、没頭できる趣味があれば一番です。
ただし、食べることでストレスを解消しようとすると逆効果なので気をつけましょう。
便秘になりやすい人は腸内環境を改善しましょう。
腸内環境を改善するには善玉菌と悪玉菌のバランスが大事です。
体内の善玉菌の比率が悪玉菌を上回れば腸内環境は改善します。
腸内環境を改善するには善玉菌を含んだ発酵食品を食べましょう。
ヨーグルトやチーズ、納豆や漬物といった比較的簡単に手に入るもので十分です。
これらのものは腸内で善玉菌を増やします。
腸内で悪玉菌よりも善玉菌の比率が大きくなることで腸内環境は改善されます。
まとめ
- 胃腸の調子が悪く、消化不良を起こしやすい体質だとお腹にガスが溜まりやすい
- 消化不良を起こさないように、普段から食べるものには気をつける
- 胃腸はストレスに弱いので、ストレス解消する方法を見つける
- 善玉菌を含んだ発酵食品を食べて腸内環境を整える