お腹のガス溜まりを解消する方法や有効なツボを教えて
お腹にガスが溜まって苦しいとき、どうしていますか?
出るべきものが出ずにどんどん不快感が増していくのはつらいものです。
今回はお腹にガスが溜まったときにそれを解消する方法を解説していきます。
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どうすればガス溜まりが解消できるのか?
便通が悪く下腹部に張りを感じる場合は腸内にガスが溜まっているので、腸を刺激して蠕動運動を促すところから始めましょう。
ではどのような刺激を与えれば腸の蠕動運動が起きるのか。
1. 食事
1つ目は食事です。
当然ながら飲み食いしたものを消化し、栄養を吸収して排泄するために蠕動運動が起きるので、何かを食べるか飲むかして、腸に刺激を与えましょう。
ただし、過度な飲食は逆に胃腸を疲れさせてしまい、蠕動運動が起きにくくなってしまいます。
空腹感を感じたときに栄養のバランスの取れた食事を必要量だけ食べることが大事です。
特に食物繊維と発酵食品は出来るだけ取るようにしましょう。
食べ過ぎる傾向のある人は極力、水を飲んで刺激を与えるようにしましょう。
特に便秘ぎみの方は水をしっかりと飲んでおく方が良いです。
目安は一日に1.5リットルから2リットルです(この水分量には食べ物に含まれている水分も入っています)。
2. 運動
2つ目は適度な運動です。
運動すれば血中の糖分などが消費されるので、運動後に栄養を吸収するために腸の蠕動運動が促されます。
息切れするようなハードな運動は逆に消化器官の働きを抑制するので必要ありません。
軽く汗ばむ程度の強度(ウオーキングやラジオ体操など)で10〜20分程度行えば十分です。
3. 睡眠と休息
3つ目は睡眠と休息です。
腸の活動は自律神経の副交感神経によってコントロールされていますが、副交感神経は安静状態で働く神経なので、安静にしているときに腸の動きは活発になるのです。
逆にストレスを感じたりして興奮状態になっていると腸はうまく働いてくれません。
十分な(8時間程度)睡眠時間を確保出来れば良いのですが、そこまでの睡眠時間が取れない場合も飲食後や運動後に休憩を取るようにすると良いでしょう。
目からの刺激も腸の働きを阻害するので、休憩時は目を閉じておくと良いです。
ガス溜まりを解消するツボ
腸の働きを刺激するツボは身体の色々なところにありますが、その中でも手にあるツボが手軽に何時でもどこでも押すことが出来て便利なので、いくつか紹介したいと思います。
1. 合谷(ごうこく)
手の中にあるツボの中でも特に有名なツボです。万能のツボでもあり、便秘・下痢のほか、頭痛・肩こり・めまいや心を落ち着かせるなどさまざまな効果があります。
場所は手の甲側で親指の骨と人差し指が交差する所から少し人差し指側にあるくぼみです。
親指で抑えてぐりぐりと刺激するとじんわりと痛い所があるはずです。
そこを痛過ぎない程度の強さでしばらく刺激してください。
.2. 商陽(しょうよう)
手の人差し指の爪の付け根、内側(親指側)にあるツボ。消化器系の働きを良くする効果があります。
親指と人差し指で爪の付け根を左右から挟みこんで刺激します。
3. 大陵(だいりょう)
手首のしわの真ん中にあるツボ。
消化器系の不調を緩和する効果があります。
手首のしわの真ん中に親指の先を当て、手首を内側に曲げると親指の先がツボに当たります。
これらのツボは手が空いてさえすれば何時でも簡単に刺激できますので、お腹のガスが気になる時にはこまめに刺激してみましょう。
まとめ
- お腹のガスの溜まりを改善するには腸の蠕動運動を活発にすること
- 蠕動運動を起こす刺激には「飲食」「運動」「睡眠と休息」がある
- 腸の働きを刺激するツボを押すのも良い。手にあるツボは何時でも手軽に押せる