お腹の張りを解消する食べ物・飲み物とガスが溜まる原因になる食べ物
なにかとつらいお腹の張りですが、その原因の多くは食べ物や飲み物にあります。
今回はお腹の張りを解消する食べ物・飲み物と逆にガスが溜まる原因になる食べ物を解説していきます。
スポンサーリンク
お腹の張りを解消する食べ物と飲み物
まずはお腹の張りを解消する食べ物と飲み物を紹介します。
1. 発酵食品
まず発酵食品です。
身近にあって、すぐに手に入る発酵食品は多いです。
納豆・漬物・ヨーグルト・チーズ・味噌・醤油・甘酒といったものはスーパーやコンビニエンスストアでも売っています。
発酵食品は善玉菌によって作られているので、これらを食べればそれだけで善玉菌を摂取し、腸内環境を良くしていけます。
一食につき一品はこれらの発酵食品を食べるようにすればお腹の張りも改善されていくはずです。
2. 食物繊維
次に食物繊維です。
ほとんどの日本人は、一日に必要な食物繊維の摂取量を摂取できていないため、むしろ積極的に食物繊維をとったほうが良いといえます。
食物繊維の効能ですが、まず、腸の中をきれいにしてくれます。
管の中にスポンジを通して洗うようなものです。
腸の中は消化したものや水分を吸収しやすくするためにたくさんのヒダがあり、非常に大きな表面積を持っています。
ただ、これらのヒダに食べかすがこびりつきそれらが腐敗してガスを発生させるので、食物繊維をとってこれらの腸にこびりついている食べかすを除去すれば腸内でのガスの発生を減らすことが出来ます。
また、食物繊維は乳酸菌など善玉菌が胃液で死ぬのを防いでくれます。
ヨーグルトなど善玉菌を含んだ食事を取るときに食物繊維を同時に取っておくと、善玉菌が食物繊維の隙間に逃げ込んで胃酸で殺されること無く腸まで到達できるようになります。
なので発酵食品と食物繊維をセットでとるようにすると非常に効果的です。
お腹の中でガスを発生させ、お腹の張りの原因となる食べ物・飲み物
次に逆にお腹の張りの原因となる食べ物・飲み物を紹介します。
食べたものでガスが発生する場合、いくつかのパターンがあります。
炭酸飲料
まず、炭酸飲料などのガスそのものを食べたり飲んだりしている場合。
これは対策も飲む量を減らすことで簡単にできます。
次に食べすぎで消化不良を起こした場合。
消化しきれず腸内に残った食べ物、特にたんぱく質が腐敗しやすく、ガスを発生させやすいです。
たんぱく質
動物性・植物性を問わず、たんぱく質は腐敗すればガスを発生させますが、動物性たんぱく質は植物性に比べて消化に時間がかかり、腸内に残留しやすく、腐敗したときに出す有害物質も多いようです。
特に肉類は同じ動物性たんぱく質の魚や卵よりさらに消化しにくく、脂分も同時に摂取してしまうため食べ過ぎると腸内が汚れやすく、ガスの溜まりやすい腸内環境になってしまいます。
たんぱく質は身体を構成する重要な栄養素なので食べない訳にはいきませんが、その種類と食べる量には十分注意しましょう。
食物繊維
最後に食物繊維をとりすぎた場合。
食物繊維が腸内細菌のエサとして消費され、悪玉菌がガスを発生させますが、善玉菌にとっても食物繊維は必要なため、意識して食物繊維をとらないようにする必要はありません。
むしろ食物繊維が足りていないと便秘になりやすく、腸内環境が悪化しやすいのです。
現在の日本人の食生活は欧米化が進み、昔ほど食物繊維がとれていないのでこの点に関しては気にする必要はないでしょう。
まとめ
- お腹にガスを溜める原因になる食べ物にはガスそのものを含む炭酸飲料。食べ過ぎると消化不良を起こし腸内でガスを発生させるたんぱく質。とりすぎると悪玉菌のエサとなる食物繊維の3つ
- お腹の張りを解消する食べ物と飲み物には発酵食品と食物繊維がある。この二つを組み合わせて食べることで腸内環境を良く保てる