生理中のお腹の張りの原因と解消法・下痢や吐き気がするときの対処法を解説!
女性は生理中になるとお腹周りが張ってしまうことがあります。
お腹が張ってしまうと夜寝苦しくなってしまったり、お腹がいつもよりもぽっこりしてしまって見た目も良くありません。
今回は気になるお腹の張りを解消する方法などについて詳しくご紹介致します。
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生理中にお腹が張る原因
生理前は通常時よりも女性ホルモンのバランスが変わり、黄体ホルモンの分泌量が増えます。
すると腸の運動が鈍るため、お腹の中にガスや便が溜まりやすい環境になってしまいます。
さらに生理が始まると腸内に溜まった老廃物が悪玉菌を繁殖しやすくさせてしまい、便秘に繋がったり、便を出しても再び溜まりやすくなったりしてしまいます。
このような症状は月経前症候群(通称PMS)と言いますが、生理前や生理中でも症状が現れる方が多いです。
また、普段からアルコールやタバコなどを摂取している方は、そうでない方に比べると症状が悪化しやすいです。
生理中のお腹の張りを解消するには?
生理中のお腹の張りを解消には生理前から腸内環境を整えていくと良いでしょう。
日頃から腸内の善玉菌を増やしておく事で少しでも便秘状態を抑えることも出来ます。
食事で改善する
食事摂取には
- アーモンド・海藻類・さつまいもなどの食物繊維が豊富な食べ物
- 納豆・ヨーグルト・味噌などの乳酸菌が多く含まれたもの
- ごぼう・ハチミツ・玉ねぎなどのオリゴ糖が豊富な食べ物
などを積極的に食べる事で改善する事も可能です。
運動で改善する
生理中にむくんでしまう方も、適度な水分補給や身体に負担が掛からない程度の運動をする事でも改善する事が出来ます。
特に水分は定期的に摂取する事で便の動きを助ける作用があるので、我慢せずに飲みましょう。
さらに、お腹周りの筋肉がしっかりしていないと、胃下垂の原因になり腸を圧迫してしまう可能性もあります。
お腹の張りをスッキリさせる為にも普段から腹筋をして筋肉量を増やしていく事でも解消する事が出来ます。
腹筋以外にも腹式呼吸を行うことでお腹周りの運動やリラックス、精神安定に効果があるので腹筋が苦手な方はこちらを実践してみましょう。
生理中にお腹の張りによって下痢や吐き気がする時の対処法
お腹の張りがひどくなると下痢や吐き気などの症状が現れる事もあります。
生理中にはプロスタグランジンが分泌され、子宮周りの血管の収縮が増す為に起こってしまうのが原因です。
この期間中は血液の流れが悪くなるため、身体全体が非常に冷えやすい状況になっています。
もし下痢の症状が起こった場合には、お腹周りや下腹部などを冷やさないためホッカイロや暖かい格好をして横になりましょう。
身体を暖かくすることで下痢の症状を抑えることが出来ます。
また、ひどい方では生理中に吐き気が襲ってくる場合もあります。
食事が喉を通らない時はお粥などの消化が良く、食べやすい物を摂取することでお腹を満たせば多少の吐き気も抑えられます。
また、ハーブティーなどを飲む事でも身体を暖めたりリラックス効果を生み出すのでオススメです。
どうしても改善されない場合はプロスタグランジンの発生を抑えるロキソプロフェンが配合されている生理のお薬が販売されているので、飲んでおくのも良いでしょう。
また、市販でも専用のサプリメントが販売されておりますので、試しても改善されない場合はサプリメントに頼ることも出来ます。
生理中は他にも身体の不調が現れる事が多く、ストレスが溜まりやすい時期になります。
ストレスや睡眠不足も症状悪化の要因になりかねませんので、普段からの生活もなるべく気を付けておきましょう。
少しでも症状を和らげるためにも、普段から身体を暖めて生理に向け準備をしておくと良いでしょう。
一向に改善されない場合は子宮系の病気である可能性も否定できないので、お近くの婦人科などで検査して貰うことをオススメします。
まとめ
- 生理中にお腹が張る原因はホルモンバランスが崩れ、腸の運動が鈍るため
- 生理中のお腹の張りを解消するには、生理前から腸内環境を整えることが大事
- 生理中にお腹の張りにより下痢や吐き気がする時はお腹を温めたり、身体を温めるといい