お腹の張りやガス溜まりに効く薬と病院に行く目安

お腹の張りやガス溜まりに効く薬と病院に行く目安

お腹の張りやガス溜まりに効く薬と病院に行く目安

お腹にガスが溜まり、張りが出てくると苦しいですよね。
すぐにおさまれば良いんですがなかなか簡単には溜まったガスは抜けてくれません。

 

どうしてもすぐにお腹の張りを抑えたいと言うときに飲む薬と悪化させないために病院に行く目安を解説します。

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お腹の張りやガス溜まりに効く薬

まず、最初に押えておきたいのが、お腹の張りやガス溜まりの原因を治す薬はありません。

 

原因のほとんどは生活習慣によるものなので、お腹の張りやガス溜まりを治したいのであれば食事などの生活習慣を変えていく必要がありますが、それは時間も手間もある程度かかるものです。

 

今回紹介する薬ははお腹の張りに苦しんでいて、一時的でもいいので薬で対処したいという場合に飲むようにして、日常的に頼らないように気をつけましょう。

 

即効性はあまりありませんが、お腹にガスが溜まりにくくする薬として『整腸剤』があります。

 

その多くは

「消泡剤」・・・消化器内でのガスの泡を消えやすくして腸から吸収しやすくする
「消化酵素」・・・ガスを発生させる材料になる食物繊維を消化するのを助ける
「善玉菌」・・・ガスを発生させる悪玉菌を減らす

が入っているものです。

 

 『整腸剤』はあくまで消化や吸収を促し、善玉菌を増やして腸内環境を整えるのが目的なので、即効性に欠けます。その分身体への負担や副作用はそこまで大きくはありません。

 

お腹の張りがきつくなりすぎる前に飲むのが効果的です。

 

どうしてもすぐにお腹の張りを取りたければ、『下剤』に頼ることになります。

 

お腹の中のものを全部出して一旦スッキリさせるわけですが、当然ながら下剤を飲んだ以上はしばらくの間はすぐにトイレに行ける状態でないといけません。

 

仕事などですぐに席をはずせない状況では大変なことになりますので使うタイミングには気をつけましょう。

 

また、下剤は副作用も強く、頻繁に使用すると腸が刺激に慣れてしまって逆に便秘になってしまいますので、最後の手段としておくほうが良いでしょう。

 

病院にいく目安

お腹のガス溜まりをそのまま放置しておくと腸壁に穴が開く「大腸憩室炎」を発症したりします。

 

この病気は腸内の圧力の高まりにより、大腸の粘膜が腸壁外に嚢状になって突き出したもので、初期症状では下痢や軟便、便秘などの便通異常や腹部膨満感、腹痛などが起こります。

 

症状が進行すると「穿孔性腹膜炎」や「腸閉塞」などの合併症を引き起こし、場合によっては命にも関わるので、初期症状がなかなか治まらないうちに腹痛を伴い始めたらできるだけ早く病院で診察を受けましょう。

 

また、腸のガス溜まりによる症状以外に、お腹の張りが症状として現れる病気に「卵巣腫瘍」があります。

 

「卵巣腫瘍」はその名のとおり卵巣に出来る腫瘍で、その8割は良性だといわれています。

 

ただ、大きくなると30センチほどにもなることがあり、治療には良性でも手術が必要になることが多いので、ガスが溜まっているのではないのに下腹部に強い張りを感じるようなら病院で検査を受けてみましょう。

 

まとめ

  • お腹のガス溜まりに効く薬には「整腸剤」と「下剤」がある。
  • 「整腸剤」は副作用は少ないが、即効性には欠ける。「下剤」は即効性はあるが、使うタイミングを選ぶ必要があり、副作用も強いので何度もつかえない
  • ガス溜まりを放置すると「大腸憩室炎」を発症したりする。進行すると命に関わる合併症を引き起こす場合があるので、お腹の張りだけでなく便通異常や腹痛を伴うようならば病院で診察を受けること
  • ガスが溜まっていなくても腹部に張りがある場合、「卵巣腫瘍」の可能性もあるので下腹部に強い張りを感じる場合は病院で診察を受けること
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