お腹にガスが溜まる原因とは? ガス抜きの方法は?
おなかにガスが溜まると苦しいですよね。
食事で満腹になった時はちょっと苦しくても満足感と心地よさがありますが、ガスが溜まったときはただ苦しいだけ。
ひどい時は他人に下腹部を押さえつけられてる様な不快感と戦わねばなりません。
そういったお腹にガスが溜まる病気でどんなものがあるかやガスの抜き方について解説していきたいと思います。
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おなかにガスが溜まる原因
おなかにガスが溜まる原因ですが、いくつかのパターンがあります。
口から飲み込んだ空気によるガス
まず、口から飲み込んだ空気。
この場合は飲食により食べ物や飲み物と一緒に入ってきたもので、どんな人でも食事をすれば当然ながら入ってきます。
問題は普通の人より空気を取り込みやすい食べ方やクセのある人。
また、空気を飲み込みやすい病気として、日常生活や食事の際に空気を飲み込みやすい人に起こる「空気嚥下症」や無意識にあごをかみ締める癖のため、かみ締めたときに出る唾液と一緒に空気を取り込んでしまう「かみしめ呑気症候群」などがあります。
これらの病気の場合、お腹の張りだけでなく「頻繁にゲップ」がでたり、特に「胸焼けが起きやすい」という特徴があります。
また、おならも出やすいですが、次に解説する消化器系の病気によるガスに比べあまり臭くないようです。
消化器内で発生するガス
次は消化器内で発生するガス。主に腸内で発生します。
原因となる病気として「腸閉塞」や「便秘」などが挙げられます。
「腸閉塞」は、これになった場合はお腹の張りやガス抜きをを気にしているレベルの病気ではなく、腹痛・嘔吐・発熱など、より重篤な症状がでて入院・手術が必要になりますので、発症した時点で病院に直行していると思います。
「便秘」は皆さんよくご存知の排便が長期間停滞することです。
基本3日間排便が無い状態を指しますが、便が硬くなって排便しにくい状態。
いわゆるウサギのフンみたいなコロコロしたのが出る状態や、排便後も残っている感じが消えない状態も「便秘」とされます。
当然ながら出口がふさがれている状態ですので腸内にガスが溜まりやすくなります。
また、消化器系が原因で溜まるガスは腐敗臭をともない、とても臭いです。
お腹に溜まったガスの抜き方
口から空気を多く取り込むタイプの場合、ガスを抜くより取り込む量を減らすことを意識しましょう。
早食いやおしゃべりをしながらの食事などが空気を取り込みやすい食べ方なので、「食事のときは口を閉じ、ゆっくりとよく噛んで食べるよう」に心がけましょう。
「炭酸飲料を飲むのも控える」ほうが良いです。
「空気嚥下症」や「かみしめ呑気症候群」などは原因は精神的なものであるとされています。
そのためこれらの病気の場合、心療内科などを受診する必要があるでしょう。
消化器系にガスが溜まる場合、腸の蠕動運動を促すのが効果的なので
- お腹を暖める
- こまめにお腹をマッサージする
- 発酵食品を食べて乳酸菌やビフィズス菌を積極的に摂取する
など
手軽に出来るのでお勧めです。
他にも「ラジオ体操やストレッチなど、軽い運動をする習慣」を付けたり、「腸セラピー」を受けてみるのも良いでしょう。
腸の動きがよければ自然と「便秘」や「腸閉塞」の予防にもつながるので出来ることから日常生活に取り入れていきましょう。
まとめ
- お腹にガスが溜まる病気には口から空気を取り込みすぎて起きるタイプと消化器内でガスが発生するタイプに分かれる
- 口から空気を取り込みすぎる場合は食事の取り方に気をつけること
- 「空気嚥下症」や「かみしめ呑気症候群」は心因性の病気なので食べ方などを気をつけても改善しない場合心療内科などで診察を受ける
- 「便秘」は腸内の便がうまく排出されずに腸内に留まっている状態だが、「腸閉塞」は腸がねじれて腸の内容物が先に進めなくなっている状態。悪化すれば命に関わる
- 消化器系に溜まったガスを抜くには腸の蠕動運動を促すこと