お腹の上の方が妊娠でもないのに張る原因は?
苦しいお腹の張りの中でもお腹の上の方が張るとげっぷや吐き気を伴い、とても苦しかったりします。
今回はお腹の張りの中でも、妊娠しているわけでもないのに特に上のほうが張る原因について解説します。
スポンサーリンク
なぜお腹の上の方が張るのか?
お腹の上の方が張るのは胃が原因
お腹の上の方に張りを感じる場合、主に腸よりも胃が原因と考えられます。
多くは「消化不良」や「胃酸過多」など食事量と胃の消化能力が合っていない場合です。
「消化不良」にせよ「胃酸過多」にせよ疲労により胃の消化能力の調整がうまくいっていないわけです。
ストレスが消化不良を引き起こす
胃腸などの消化器は食べた食物が胃腸に到達した時点でその刺激を受けて働き出します。
これらの胃腸の働きをコントロールしているのは自律神経の副交感神経なのですが、この副交感神経は心身がリラックスした状態でよく働きます。
逆に身体が興奮状態にあるとうまく働きません。
そのため、運動した直後や緊張を強いられている状態で食事を取ると、胃腸の消化機能がうまく働かず、その状態で無理やり消化することを続けていると胃腸はどんどん疲労していきます。
胃に負担をかける食生活とは?
では具体的にどんな食生活が位に負担をかけるのかみていきましょう。
普段の食事中にストレスを感じている人は要注意
本来食事は家族や仲の良い友人同士となごやかにリラックスした状態で取るのが望ましいですが、状況次第ではそうも行ってられないことも多々あるでしょう。
忙しい仕事の合間にわずかな時間で取ることもあれば、厳しい上司や取引先など緊張を強いられる相手と取らなければならない場面もありえます。
そういった状況がたまにある程度ならいいのですが、日常的に、しかも頻繁に起こるような状況だと胃腸への負担は相当なものになってしまいます。
食べた直後の運動もよくない
食べた後に運動するのも胃腸に負担をかけます。
運動すると筋肉が酸素を必要とするので全身の血流が内臓よりも筋肉に振り分けられ、内臓の循環器系、分泌系、消化器系の中でも特に消化器系から血流が奪われてしまいます。
そのため消化吸収がうまくいかず、「消化不良」を起こしてしまいます。
食後に運動せざるを得ない状況では、出来るだけ消化しやすい食事をとるようにしましょう。
便秘も胃に負担を書ける
また、胃腸の調子が悪ければ当然便秘にもなりやすくなり、便秘になれば腸内にガスが溜まりやすくなります。
本来腸内に溜まったガスはおならとして出て行くのですが、便秘の場合おならとして出て行くことが出来ず、逆流して胃に溜まり、げっぷとして出て行きます。
こうして逆流したガスが溜まって胃が張ってしまうこともあります。
食べるものを消化に良いものに変えれば多少マシになるかも
このように普段何気なく取っている食事も、取り方や取る状況次第では胃腸に負担をかけてしまうことがあります。
もし、お腹の張りで悩んでいて、普段の食事で消化に悪い食べ方や状況に心当たりがある場合、食事の内容を消化しやすいものに変えてみることをオススメします。
脂っこいものは避け、煮物などやわらかく食べやすいものを選びましょう。
鍋料理などもいいでしょう。
野菜も本来は生で食べたいところですが、胃の調子が悪いときは無理せず消化しにくい生野菜は避けて煮たり蒸したりして取りましょう。
また、お腹の張りだけでなく、痛みも伴うようなら胃潰瘍や腸炎などの病気の可能性もあります。
痛みを感じる場合は無理せず病院に行って診察を受けましょう。
まとめ
- お腹の上の方に張りを感じる場合多くは胃の疲労が原因
- 胃腸はリラックスした状態で良く働く。逆に緊張したり興奮状態だとうまく働かない
- 運動する前に食事をする場合、消化の良いものを選ぶ
- 普段の食事で消化に悪い食べ方や状況に心当たりがあれば食事の内容を消化しやすいものに変える
- お腹の張りだけでなく痛みも伴うようなら病気の可能性もあるので速やかに病院へ